『精神の生態学へ』全3巻の翻訳完成!

以前紹介した『精神の生態学へ 上』の続刊が出ました!


精神の生態学へ 中


精神の生態学へ 下

それぞれの目次はこんな感じです。

精神の生態学へ 中
第三篇 関係性の形式と病理
 社会のプラニングと第二次学習の概念
 遊びと空想の理論
 疫学の見地から見た統合失調
 統合失調症の理論化に向けて
 統合失調症のグループ・ダイナミクス
 統合失調症の理論に要求される最低限のこと
 ダブルバインド,一九六九
 学習とコミュニケーションの論理的カテゴリー
 “自己”なるもののサイバネティクス――アルコール依存症の理論
 第三篇へのコメント

 ベイトソンの歩み(Ⅱ)――訳者

精神の生態学へ 下
第四篇 生物学と進化論
 生物学者と州教育委の無思考ぶり
 進化における体細胞的変化の役割
 クジラ目と他の哺乳動物のコミュニケーションの問題点
 「ベイトソンのルール」再考
 第四篇へのコメント

第五篇 認識論と生態学
 サイバネティクスの説明法
 冗長性とコード化
 目的意識 対 自然
 目的意識がヒトの適応に及ぼす作用
 形式,実体,差異
 第五篇へのコメント

第六篇 神のエコロジーの危機
 ヴェルサイユからサイバネティクスへ
 エピステモロジーの病理
 環境危機の根にあるもの
 都市文明のエコロジーと柔軟性

 ベイトソンの歩み(Ⅲ)――訳者
 序文(一九九九)――メアリー・キャサリン・ベイトソン
 グレゴリー・ベイトソン全書誌
 索 引

岩波書店『精神の生態学へ 中』『精神の生態学へ 下』より

なんだかよくわからないけど、言語学、人類学の人はひかれてしまう本が35年の時を経てようやく全部翻訳されました。本当に朗報です。

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